久しぶりの攻城戦領地戦感想(2011年5月28,29日)
というわけで半年どころかもうすぐあと1/4年で1年放置となりそうだったので、課金切れタイミングに合わせて更新。あと、したらばを読んでいて思うところがあったのも理由。というわけで、さくさくっと書いてみよう。
まずは、領地戦。領地戦だけで考えるなら、今回の結果は今年に入ってから血盟戦組としては紅羊連合に対して大きな勝利だ。というのも、これまでは紅羊連合のペースで動くことがほとんどだった守護物が、ほとんどの時間で対紅羊連合であるバリカン連合サイドでコントロールできたからだ。
前回の守護物については、攻城戦まで含めた結果で考えればバリカン連合が多く保有する結果となった。しかし領地戦だけで考えれば、前回の勝者はその時点での連合保有城に多くの守護物を集めた紅羊連合である。例え理由が、バリカン連合がアンタラス討伐を行うため領地戦後半を捨てていたからだとしても、だ。それは領地戦を捨ててアンタラスを選んだに過ぎないので、「実質的には勝てた」などという評価は無意味だ。
しかし今回は、紅羊連合が保有している守護物の数は1つのまま増えていない。保有守護物の数は変わらず、守護が有効になったという意味において結果は領地戦の単独評価としてはプラスだが、守護物の流れまで含めると違う。バリカン連合はアデン、シュチュからルウンへ守護物を集めた。さらに保有している守護物を、紅羊連合の十八番であった海底散歩を行い、コロシアム横へと投棄し最後まで逃げ切った。また最後のゴダード守護物にしても、戦場内で最後まで守護物を手にしていたのはバリカン連合であり、奪取にこそ至らなかったが紅羊連合より優勢に状況を優勢に進めていた。
故に、全般的に領地戦はバリカン連合が優勢だった。ただし結果評価すれば、紅羊連合にも守護を活性化したというプラス要素があり、一方でバリカン連合は連合内の保有守護物数は変わっていないため、ドローとも言える。このあたりの評価軸は難しいところだが、blogなどの流れからすると双方バリカン連合が優勢だったという認識をしているのではないだろうか。
ただ作戦についてのしたらばコメントで、どうしても納得できないものがある。それは「ゴダード守護物はゴミなのに、紅羊連合がこだわっていたのが愚かである」という主旨の内容だ。多くのコメントが賛同していたが、それは領地戦システムで考えると明らかに間違いである。というか、そんな考え方をするのは、領地戦を理解していない人としか思えない。
ゴダード領主にとって、9つある守護物で最も大切な守護物はゴダード守護物だ。他の守護物に代えは聞かない。守護物の優劣は数を競う前に、まず大切なのは自領地の守護物を持っているかどうかだ。したらば攻城スレでは領地戦実装から1年以上が過ぎるのに、未だに守護物の数だけで評価する傾向が強く、コレまでも双方の勢力ともに勝敗を数だけで語る傾向が多かったが、それは領地戦システムの本質から外れていると言いたい。
今回のバリカン連合が優れていたのは、ゴダード守護物をねらうしかない状況に紅羊連合を追い込み、有効利用できたことだ。贅沢を言うならば、22:55時点でゴダード守護物を奪取できればさらに良かっただろう。ゴダード守護物を自らが保有した状況でおとりに使えれば良かったのだろうが、その場合は紅羊連合が守護物活性化をあきらめ、相手の保有数を減らす作戦に切り替わる可能性もあった。とすると、ゴダード守護物を守るというシチュエーションに追い込み、他の守護物への全軍移動を防げたというのが良かったのだ。
すなわち、作戦のポイントはゴダード守護物がゴミだったことではなく、双方にとっての価値が異なっていたこと、そしてその守護物をコントロールできたことなのだ。それなのに、単に「ゴミなのに保有している守護物にこだわっていた」という短絡的な状況判断をするのであれば、今後、自分達にとって大切な守護物がわからないで領地戦に参加することになりかねない。
領地戦は8この守護物をそろえても、自領地の守護物を持っていなければ、それは勝ちではなくドローか負けだ。血盟戦で考えると違うという意見もあるかもしれない、しかし領地戦では守護物の活性化こそが、第一の勝利条件と考えるべきだと私は考える。
ちなみに、このことがあるから血盟戦に関係ないギラン守護物の争奪戦が、盛り上がらないのかもしれない。なにせギランが保有していているのだから、他の領地は妨害でしかない。血盟戦組に絡みたくないのであれば、領地戦はすでに開始時点で終了している状況だ。
つづいて攻城戦。夕方の部は半分も見られず、夜の部も血盟戦組の戦場以外は流していたので、他の戦場の観戦が十分でなかったことをお断りしておく。blogなどを見る限りだと、グルでもそれなりに動きがあったようなのだが把握できていない。
インナドリルは、開幕に簡易同盟を壊した後は城主を戻して円卓連合が防衛を行い、Lagurusが攻撃を行っていたようだが最後まで中間勝利を許さなかった。登録状況から、他の勢力が参戦したとも考えにくいが、防衛協力などはあったかもしれない。
オーレンは、開幕スタートダッシュに勝ったPerfectQueenが中間勝利したが、その後はマングース勢力が奪取し交感防衛でつないでいた。登録状況からすると、桃勢力、空牙、PerfectQueenなどが参戦していたはずだが、桃勢力とマングース勢力が共闘だったという話もあり、単独血盟の空牙やPerfectQueenでは荷が重い戦場になっていたのではないだろうか。このあたりの共闘は、前回の攻城戦からちらほらと動きが出ているため、継続的になるのか短期間や特定勢力に対しての共闘なのか、注意したい。
グルは参戦していた人のblogをみると、基本は終末連合のWSが攻めていて、途中でマングース勢力+桃勢力が攻撃に来たと言うことだ。登録状況をみると不明な血盟がいくつがあるが確認できている桃勢力やマングース勢力のサブ血盟はない。一方で前回のオーレン戦は、マングース勢力優勢で進めていたところにPRG勢力の参戦があった結果状況が変化。空牙が城主になったという経緯があったようなので、マングース勢力としてはグルーディオに留めておくための攻撃だった可能性も高そうだ。実際の戦闘を見ていないので、どれくらいの規模が移動していたのかもよくわからない。
ついでに夕方の部の無関係組であるギラン。こちらが不自然なところといえば、単独血盟の桜岬組が見ていた範囲で中間勝利を取られ、奪い返した後、防衛を続けていたこと。単独血盟の桜岬組が、マングース勢力や桃勢力、円卓連合にLagurus、終末連合と多数の勢力を相手にいくら何でも籠城で守り続けるのは難しい。城主になっていると言うことは陣地が立てられず、クリスタルが破壊されてしまえば単独血盟では防衛兵力の回転が追いつかなくなるからだ。特にギランという立地は、村からの復帰に時間がかかるのも不利な要素となる。となると、前回のインナドリルで見られた様に、円卓連合が防衛に協力していたのではないか、とも考えられるのだが、ギラン戦場を見たタイミングでは攻守ともに円卓連合の姿を確認できなかった。実際の所はどうだったのか、気になるところだ。
※2011/06/02追記-------------
コメントで頂いた情報によると、ギランでは防衛側に協力してると見られる円卓連合や空牙、PRGの人を見かけたそうです。個人での協力か血盟としての行動かはもちろん、確実に協力だったかは確認がとれていませんが、そのように見えたという情報があったので追記しておきます。非公開コメント様、情報ありがとうございました。
まず夕方の部。最初の45分程度しか見れていないのだが、開幕は紅羊連合はゴダで防衛、バリカン連合はルウンで防衛という、夕方の部おなじみの遠距離でのにらみ合い。しかし、バリカン連合が動き出すと、ゴダードへの攻撃が中心となった。1回の突撃で外門のHPを1/4削っていて、半分に減ったところまでは確認できた。その後、紅羊連合はルウン転戦も行ったようだがバリカン連合は撃退、主戦場は結局ゴダードだったようだ。バリカン連合保有といえばディオン城もあったわけだが、そちらで戦闘があったのかは不明。
※2011/06/02追記-------------
コメントで頂いた情報によると、最後の30分で紅羊連合はディオンへ転戦。バリカン連合も防衛のために移動し、主戦場がディオンになって終戦を迎えたそうです。非公開コメント様、情報ありがとうございました。
夜の部は、バリカン連合がアデンとシュチュを守る防衛戦で、紅羊連合は守る場所が無く攻撃に専念。というわけで主戦場は両軍共にの本体血盟登録が多いアデンで、時折シュチュに攻撃が飛び火するアデン戦ではよく見るパターン。ここのところアデン戦は22:30を過ぎる頃にアデン以外にちょっかいをかけ始め、結局戦場が分散し、ドローにつながることが多かった。特にアデンを対紅羊側が攻め、別に保有城があるときは、終盤結局防衛に戦力を裂いてアデンが攻めきれないというケースが常だった。
しかし、今回はこのバランスを大きく覆す要素が出てきた。バリカン連合の人数だ。アデンを守りながらも、シュチュへの攻撃に十分に対応できる人数が確保できたため、双方の戦場で優位に事を進められるようになったのだ。紅羊連合が転戦するときは、英雄とアナキムを混ぜた少数が先に走るケースが多い。そして最初の防衛部隊を破り、交換盟主が突入、そこへ対紅羊連合サイドの主戦力が駆けつけて乱戦になり、さらに紅羊連合の主戦力も転戦、戦場がアデンから移るという流れだ。だが今回は、最初の先遣隊を十分に向かい受ける戦力がバリカン連合にはあり、さらに交感防衛をして門を修復できるため再侵攻の速攻もつぶしやすかったのだ。何より、防衛側にUnityOfZealが登録状態で居たというのも大きい。主力血盟が防衛登録で居れば、登録外の先遣隊だけでは紅羊連合も押し切れず、アデンからのバリカン連合転戦にもつながらない。かえって紅羊連合は戦力分散で火力が落ちてしまうことになる。
結果として、バリカン連合は余裕を持ってアデン、シュチュで対応でき、紅羊連合はどちらも攻めきれずに終わるという結果になった。従来であれば薔薇連合と紅龍勢力だけで行っていた作戦を、抗戦時連合の参戦により厚みが増した戦力を適切に運用して対応できたことは大きい。4月までの停滞していた状況が、一気にバリカン連合に傾いたのでは無いだろうか。
複数血盟による連合というのは、範囲魔法・スキルが使いにくいというデメリット産む。そのため、少数血盟が複数よりあった連合より、大血盟のが戦争では圧倒的に優位だ。しかし今回のバリカン連合は、大血盟が寄り集まった結果の連合なため事情が異なる。例えるなら羊とCLが連合になったときと同様で、それぞれの血盟がまとまって、少しずつ距離を置いて行動することで作戦行動を行いやすくなっている。
連合内でまとまらずに、機動性を確保して運用するのは以前から大連合で行われてきた。古くはレガリア連合のレガリア本体とIS、暁エタ連合の暁とエタも血盟や同盟で分かれて戦場運用を行っていた。めぇ花鳥連合でもめぇと花鳥で分散して行動したりと、それぞれが他の戦争勢力とある程度渡り合えるように別行動できるならば、有意義な作戦だ。
今回のケースではバリカン連合は、抗戦時連合だけでも紅羊連合と戦え、薔薇連合+紅龍勢力でも従来通りの戦いができた。さらに紅羊連合全軍を分かれた状況で受け止める必要もない。一方で紅羊連合は従来のように、自軍を分割した状態でもバリカン連合を相手できると考えてしまったことが敗因だ。アデン戦で押し切れていない所に、兵を分散させシュチュに向かわせてしまったが故に、さらにアデンで苦戦することになってしまった。兵力を分散させるのは、相手にも判断を迫り兵の移動を促せるからこそ意味がある。逆に相手が動揺せずにどっしり構えているのであれば、単なる愚作になってしまう。
バリカン連合の取る手は、攻めの一手だろう。紅羊連合を追い詰め、城を無くし、圧倒的な敗北を与える。それが攻城戦・領地戦の勝利であり、それを継続することが血盟戦の勝利へとつながる。今回、シュチュ城主をサブとなったイノセンスハーツに変えたことで、ゴダード攻めに回せる登録主力血盟が増えた。次回の夕方の部であるルウン・ゴダ・シュチュ戦は、重要な戦いだ。
一方の紅羊連合は、苦しい立場となる。英雄とアナキムで数の差を埋め、機動力と突破力に変えていたのが通用しなくなったからだ。複数の戦場を支配して相手を翻弄することは難しい。そもそも、最近の紅羊連合は以前のめぇ花鳥連合時代のような機動力と絶妙なタイミングでの攻城戦というスタイルが乏しくなっていた。単純なユニットスペックに任せた力押しが増えていたが故に、最近の戦争は最後の勝敗はともかく流れの予想はしやすかった。
バリカン連合は部隊を集中する正攻法でも、部隊を分散し別働隊としても十分に運用しやすい土壌がある。元々大連合として戦うことにもなれていて、さらに部隊を分けたところでも、元々の連合規模になるだけで指揮・戦力ともに十分な力があるからだ。紅羊連合の動きに併せて兵を運用しても、対応できるだろう。
しかし紅羊連合は、もともと少数で大連合に対して優位に立つ戦争を行ってきた勢力だ。まだバリカン連合は始まったばかりで、紅羊連合が今の状況でも十分に対抗できるのかもしれない。また対応できないとわかれば、同盟からさらに血盟へと集約し、従来の単独血盟スタイルで戦うと言った考えも出てくるのでは無いだろうか。
領地戦
まずは、領地戦。領地戦だけで考えるなら、今回の結果は今年に入ってから血盟戦組としては紅羊連合に対して大きな勝利だ。というのも、これまでは紅羊連合のペースで動くことがほとんどだった守護物が、ほとんどの時間で対紅羊連合であるバリカン連合サイドでコントロールできたからだ。
前回の守護物については、攻城戦まで含めた結果で考えればバリカン連合が多く保有する結果となった。しかし領地戦だけで考えれば、前回の勝者はその時点での連合保有城に多くの守護物を集めた紅羊連合である。例え理由が、バリカン連合がアンタラス討伐を行うため領地戦後半を捨てていたからだとしても、だ。それは領地戦を捨ててアンタラスを選んだに過ぎないので、「実質的には勝てた」などという評価は無意味だ。
しかし今回は、紅羊連合が保有している守護物の数は1つのまま増えていない。保有守護物の数は変わらず、守護が有効になったという意味において結果は領地戦の単独評価としてはプラスだが、守護物の流れまで含めると違う。バリカン連合はアデン、シュチュからルウンへ守護物を集めた。さらに保有している守護物を、紅羊連合の十八番であった海底散歩を行い、コロシアム横へと投棄し最後まで逃げ切った。また最後のゴダード守護物にしても、戦場内で最後まで守護物を手にしていたのはバリカン連合であり、奪取にこそ至らなかったが紅羊連合より優勢に状況を優勢に進めていた。
故に、全般的に領地戦はバリカン連合が優勢だった。ただし結果評価すれば、紅羊連合にも守護を活性化したというプラス要素があり、一方でバリカン連合は連合内の保有守護物数は変わっていないため、ドローとも言える。このあたりの評価軸は難しいところだが、blogなどの流れからすると双方バリカン連合が優勢だったという認識をしているのではないだろうか。
ただ作戦についてのしたらばコメントで、どうしても納得できないものがある。それは「ゴダード守護物はゴミなのに、紅羊連合がこだわっていたのが愚かである」という主旨の内容だ。多くのコメントが賛同していたが、それは領地戦システムで考えると明らかに間違いである。というか、そんな考え方をするのは、領地戦を理解していない人としか思えない。
ゴダード領主にとって、9つある守護物で最も大切な守護物はゴダード守護物だ。他の守護物に代えは聞かない。守護物の優劣は数を競う前に、まず大切なのは自領地の守護物を持っているかどうかだ。したらば攻城スレでは領地戦実装から1年以上が過ぎるのに、未だに守護物の数だけで評価する傾向が強く、コレまでも双方の勢力ともに勝敗を数だけで語る傾向が多かったが、それは領地戦システムの本質から外れていると言いたい。
今回のバリカン連合が優れていたのは、ゴダード守護物をねらうしかない状況に紅羊連合を追い込み、有効利用できたことだ。贅沢を言うならば、22:55時点でゴダード守護物を奪取できればさらに良かっただろう。ゴダード守護物を自らが保有した状況でおとりに使えれば良かったのだろうが、その場合は紅羊連合が守護物活性化をあきらめ、相手の保有数を減らす作戦に切り替わる可能性もあった。とすると、ゴダード守護物を守るというシチュエーションに追い込み、他の守護物への全軍移動を防げたというのが良かったのだ。
すなわち、作戦のポイントはゴダード守護物がゴミだったことではなく、双方にとっての価値が異なっていたこと、そしてその守護物をコントロールできたことなのだ。それなのに、単に「ゴミなのに保有している守護物にこだわっていた」という短絡的な状況判断をするのであれば、今後、自分達にとって大切な守護物がわからないで領地戦に参加することになりかねない。
領地戦は8この守護物をそろえても、自領地の守護物を持っていなければ、それは勝ちではなくドローか負けだ。血盟戦で考えると違うという意見もあるかもしれない、しかし領地戦では守護物の活性化こそが、第一の勝利条件と考えるべきだと私は考える。
ちなみに、このことがあるから血盟戦に関係ないギラン守護物の争奪戦が、盛り上がらないのかもしれない。なにせギランが保有していているのだから、他の領地は妨害でしかない。血盟戦組に絡みたくないのであれば、領地戦はすでに開始時点で終了している状況だ。
攻城戦まずは血盟戦組以外
つづいて攻城戦。夕方の部は半分も見られず、夜の部も血盟戦組の戦場以外は流していたので、他の戦場の観戦が十分でなかったことをお断りしておく。blogなどを見る限りだと、グルでもそれなりに動きがあったようなのだが把握できていない。
インナドリルは、開幕に簡易同盟を壊した後は城主を戻して円卓連合が防衛を行い、Lagurusが攻撃を行っていたようだが最後まで中間勝利を許さなかった。登録状況から、他の勢力が参戦したとも考えにくいが、防衛協力などはあったかもしれない。
オーレンは、開幕スタートダッシュに勝ったPerfectQueenが中間勝利したが、その後はマングース勢力が奪取し交感防衛でつないでいた。登録状況からすると、桃勢力、空牙、PerfectQueenなどが参戦していたはずだが、桃勢力とマングース勢力が共闘だったという話もあり、単独血盟の空牙やPerfectQueenでは荷が重い戦場になっていたのではないだろうか。このあたりの共闘は、前回の攻城戦からちらほらと動きが出ているため、継続的になるのか短期間や特定勢力に対しての共闘なのか、注意したい。
グルは参戦していた人のblogをみると、基本は終末連合のWSが攻めていて、途中でマングース勢力+桃勢力が攻撃に来たと言うことだ。登録状況をみると不明な血盟がいくつがあるが確認できている桃勢力やマングース勢力のサブ血盟はない。一方で前回のオーレン戦は、マングース勢力優勢で進めていたところにPRG勢力の参戦があった結果状況が変化。空牙が城主になったという経緯があったようなので、マングース勢力としてはグルーディオに留めておくための攻撃だった可能性も高そうだ。実際の戦闘を見ていないので、どれくらいの規模が移動していたのかもよくわからない。
ついでに夕方の部の無関係組であるギラン。こちらが不自然なところといえば、単独血盟の桜岬組が見ていた範囲で中間勝利を取られ、奪い返した後、防衛を続けていたこと。単独血盟の桜岬組が、マングース勢力や桃勢力、円卓連合にLagurus、終末連合と多数の勢力を相手にいくら何でも籠城で守り続けるのは難しい。城主になっていると言うことは陣地が立てられず、クリスタルが破壊されてしまえば単独血盟では防衛兵力の回転が追いつかなくなるからだ。特にギランという立地は、村からの復帰に時間がかかるのも不利な要素となる。となると、前回のインナドリルで見られた様に、円卓連合が防衛に協力していたのではないか、とも考えられるのだが、ギラン戦場を見たタイミングでは攻守ともに円卓連合の姿を確認できなかった。実際の所はどうだったのか、気になるところだ。
※2011/06/02追記-------------
コメントで頂いた情報によると、ギランでは防衛側に協力してると見られる円卓連合や空牙、PRGの人を見かけたそうです。個人での協力か血盟としての行動かはもちろん、確実に協力だったかは確認がとれていませんが、そのように見えたという情報があったので追記しておきます。非公開コメント様、情報ありがとうございました。
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攻城戦つづいて血盟戦組
まず夕方の部。最初の45分程度しか見れていないのだが、開幕は紅羊連合はゴダで防衛、バリカン連合はルウンで防衛という、夕方の部おなじみの遠距離でのにらみ合い。しかし、バリカン連合が動き出すと、ゴダードへの攻撃が中心となった。1回の突撃で外門のHPを1/4削っていて、半分に減ったところまでは確認できた。その後、紅羊連合はルウン転戦も行ったようだがバリカン連合は撃退、主戦場は結局ゴダードだったようだ。バリカン連合保有といえばディオン城もあったわけだが、そちらで戦闘があったのかは不明。
※2011/06/02追記-------------
コメントで頂いた情報によると、最後の30分で紅羊連合はディオンへ転戦。バリカン連合も防衛のために移動し、主戦場がディオンになって終戦を迎えたそうです。非公開コメント様、情報ありがとうございました。
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夜の部は、バリカン連合がアデンとシュチュを守る防衛戦で、紅羊連合は守る場所が無く攻撃に専念。というわけで主戦場は両軍共にの本体血盟登録が多いアデンで、時折シュチュに攻撃が飛び火するアデン戦ではよく見るパターン。ここのところアデン戦は22:30を過ぎる頃にアデン以外にちょっかいをかけ始め、結局戦場が分散し、ドローにつながることが多かった。特にアデンを対紅羊側が攻め、別に保有城があるときは、終盤結局防衛に戦力を裂いてアデンが攻めきれないというケースが常だった。
しかし、今回はこのバランスを大きく覆す要素が出てきた。バリカン連合の人数だ。アデンを守りながらも、シュチュへの攻撃に十分に対応できる人数が確保できたため、双方の戦場で優位に事を進められるようになったのだ。紅羊連合が転戦するときは、英雄とアナキムを混ぜた少数が先に走るケースが多い。そして最初の防衛部隊を破り、交換盟主が突入、そこへ対紅羊連合サイドの主戦力が駆けつけて乱戦になり、さらに紅羊連合の主戦力も転戦、戦場がアデンから移るという流れだ。だが今回は、最初の先遣隊を十分に向かい受ける戦力がバリカン連合にはあり、さらに交感防衛をして門を修復できるため再侵攻の速攻もつぶしやすかったのだ。何より、防衛側にUnityOfZealが登録状態で居たというのも大きい。主力血盟が防衛登録で居れば、登録外の先遣隊だけでは紅羊連合も押し切れず、アデンからのバリカン連合転戦にもつながらない。かえって紅羊連合は戦力分散で火力が落ちてしまうことになる。
結果として、バリカン連合は余裕を持ってアデン、シュチュで対応でき、紅羊連合はどちらも攻めきれずに終わるという結果になった。従来であれば薔薇連合と紅龍勢力だけで行っていた作戦を、抗戦時連合の参戦により厚みが増した戦力を適切に運用して対応できたことは大きい。4月までの停滞していた状況が、一気にバリカン連合に傾いたのでは無いだろうか。
バリカン連合・紅羊連合の兵運用を見てみる
複数血盟による連合というのは、範囲魔法・スキルが使いにくいというデメリット産む。そのため、少数血盟が複数よりあった連合より、大血盟のが戦争では圧倒的に優位だ。しかし今回のバリカン連合は、大血盟が寄り集まった結果の連合なため事情が異なる。例えるなら羊とCLが連合になったときと同様で、それぞれの血盟がまとまって、少しずつ距離を置いて行動することで作戦行動を行いやすくなっている。
連合内でまとまらずに、機動性を確保して運用するのは以前から大連合で行われてきた。古くはレガリア連合のレガリア本体とIS、暁エタ連合の暁とエタも血盟や同盟で分かれて戦場運用を行っていた。めぇ花鳥連合でもめぇと花鳥で分散して行動したりと、それぞれが他の戦争勢力とある程度渡り合えるように別行動できるならば、有意義な作戦だ。
今回のケースではバリカン連合は、抗戦時連合だけでも紅羊連合と戦え、薔薇連合+紅龍勢力でも従来通りの戦いができた。さらに紅羊連合全軍を分かれた状況で受け止める必要もない。一方で紅羊連合は従来のように、自軍を分割した状態でもバリカン連合を相手できると考えてしまったことが敗因だ。アデン戦で押し切れていない所に、兵を分散させシュチュに向かわせてしまったが故に、さらにアデンで苦戦することになってしまった。兵力を分散させるのは、相手にも判断を迫り兵の移動を促せるからこそ意味がある。逆に相手が動揺せずにどっしり構えているのであれば、単なる愚作になってしまう。
今後を考えてみる
バリカン連合の取る手は、攻めの一手だろう。紅羊連合を追い詰め、城を無くし、圧倒的な敗北を与える。それが攻城戦・領地戦の勝利であり、それを継続することが血盟戦の勝利へとつながる。今回、シュチュ城主をサブとなったイノセンスハーツに変えたことで、ゴダード攻めに回せる登録主力血盟が増えた。次回の夕方の部であるルウン・ゴダ・シュチュ戦は、重要な戦いだ。
一方の紅羊連合は、苦しい立場となる。英雄とアナキムで数の差を埋め、機動力と突破力に変えていたのが通用しなくなったからだ。複数の戦場を支配して相手を翻弄することは難しい。そもそも、最近の紅羊連合は以前のめぇ花鳥連合時代のような機動力と絶妙なタイミングでの攻城戦というスタイルが乏しくなっていた。単純なユニットスペックに任せた力押しが増えていたが故に、最近の戦争は最後の勝敗はともかく流れの予想はしやすかった。
バリカン連合は部隊を集中する正攻法でも、部隊を分散し別働隊としても十分に運用しやすい土壌がある。元々大連合として戦うことにもなれていて、さらに部隊を分けたところでも、元々の連合規模になるだけで指揮・戦力ともに十分な力があるからだ。紅羊連合の動きに併せて兵を運用しても、対応できるだろう。
しかし紅羊連合は、もともと少数で大連合に対して優位に立つ戦争を行ってきた勢力だ。まだバリカン連合は始まったばかりで、紅羊連合が今の状況でも十分に対抗できるのかもしれない。また対応できないとわかれば、同盟からさらに血盟へと集約し、従来の単独血盟スタイルで戦うと言った考えも出てくるのでは無いだろうか。
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>非公開コメント様
情報ありがとうございます。
そんなところも絡んできてたとは……。
単独系は身軽なので動きやすいのかもしれませんね。
ちょっと血盟戦以外のところも、注意してみていくようにしないといけないですねえ。
そんなところも絡んできてたとは……。
単独系は身軽なので動きやすいのかもしれませんね。
ちょっと血盟戦以外のところも、注意してみていくようにしないといけないですねえ。
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>非公開コメント様
情報ありがとうございます。
したらばの話題は、最近の傾向だとどうしても血盟戦寄りになるため、攻城戦や領地戦の勝敗よりも、どちらが強かった系の流れになりやすく、結果として攻城戦・領地戦の評価が行われない事になっていると思います。他の戦場の話題も少ないですしね。
となると、外部からわかる結果が判断軸にないために双方の煽り合いになってしまい、荒れてしまうのでないかと思います。まあ、まったく攻城関連の話題がなく更新されないよりは良いとは思いますが……。実際に参加している人だけでなく、すでにリネ2をしていない人やタワー観戦だけの人なども当然書き込みしているわけでしょうし、したらばの流れ「だけ」で評価されてしまうのは仕方ない事だとは思います。
だからといって、コテハンで書き込みしても、それは空気を読んでないだけなのでこちらで書いている感じですねw
また、私が見れてなかった時間の流れを教えていただきありがとうございます。となると、パターンは夕方・夜ともに牽制ありでよく見るタイプだったのですね~。次回以降、どのような対戦になるか楽しみです。双方、今回の結果をもとに、新たな作戦や連携も出てくるでしょうし。
したらばの話題は、最近の傾向だとどうしても血盟戦寄りになるため、攻城戦や領地戦の勝敗よりも、どちらが強かった系の流れになりやすく、結果として攻城戦・領地戦の評価が行われない事になっていると思います。他の戦場の話題も少ないですしね。
となると、外部からわかる結果が判断軸にないために双方の煽り合いになってしまい、荒れてしまうのでないかと思います。まあ、まったく攻城関連の話題がなく更新されないよりは良いとは思いますが……。実際に参加している人だけでなく、すでにリネ2をしていない人やタワー観戦だけの人なども当然書き込みしているわけでしょうし、したらばの流れ「だけ」で評価されてしまうのは仕方ない事だとは思います。
だからといって、コテハンで書き込みしても、それは空気を読んでないだけなのでこちらで書いている感じですねw
また、私が見れてなかった時間の流れを教えていただきありがとうございます。となると、パターンは夕方・夜ともに牽制ありでよく見るタイプだったのですね~。次回以降、どのような対戦になるか楽しみです。双方、今回の結果をもとに、新たな作戦や連携も出てくるでしょうし。